キャリアから格安SIMのmineo(マイネオ)に電話番号を変えずに乗り換える方法を紹介します。
私は2016年11月までSoftBankのiPhone5sを使っていましたが、前から検討していた格安SIM業者のmineo(マイネオ)にMNP(ナンバーポータビリティ)しました。
色々用語が出てきてわかりづらいと思いますが、簡単に説明するとソフトバンクで使っていた電話番号はそのままで、格安SIMに切り替えたという話です。
おかげで今まで月8,000円くらい払っていた通信料を2,000円くらいに抑えることができました。
このページではソフトバンクから格安SIMにMNPした方法を説明していきます。
docomoやauのキャリアの方でも、基本的に格安SIMに乗り換える流れはだいたい同じなので、参考にしていただければと思います。
格安SIMへMNP(ナンバーポータビリティ)する時の全体の流れ
まずはソフトバンクから格安SIMに移行するまでの全体の流れを書きます。
- MNP(ナンバーポータビリティ)に掛かる費用を計算する
- 格安SIM業者を選定する(mineoにしました)
- SIMフリー端末を購入する
- SoftBankにMNP予約番号を発行してもらう
- 格安SIM業者へ新規契約手続きをする
- SIMフリー端末にSIMを挿してアクティベートする
- MNP(ナンバーポータビリティ)完了
1. MNP(ナンバーポータビリティ)に掛かる費用を計算する
格安SIMへ乗り換えるとどれくらいの費用が掛かるのか、またどれくらい月々の通信料が削減できるのか、事前に計算しておき損のない選択をするようにしておきましょう。このページではmineoにした場合の料金を書いて行きます。
MNP(ナンバーポータビリティ)に掛かる費用
MNP転出手数料:3,000円
ソフトバンク契約解除料:9,500円(更新月の場合は課金されません)
mineo新規契約手数料:3,000円
ソフトバンクから他社に乗り換える際にはMNP転出手数料が発生します。ソフトバンクの料金プランには2年間使うことを約束するキャリア特有の2年縛りがあります。docomoもauも同じように2年縛りがありますよね。2年更新で契約期間中に解約すると約9000円~10000円ほどの違約金が取られる、わけのわからない契約です。
基本的に更新月にMNPをすれば契約解除料は取られませんが、更新月以外の月にMNP転出申し込みをしてしまうと契約解除料が発生してしまいます。これはdocomoもauも同じです。
個人的には月々約8,000円の通信料を払うくらいなら、契約途中でも契約解除料を払って格安SIMに乗り換えた方が長期的に見て安くできます。
そしてmineo(マイネオ)に新規申込する際には事務手数料が発生します。ただこの事務手数料はamazonなどで販売されているエントリーパック(大体500円くらい)を購入すれば、事務手数料は掛かりません。
乗り換え前と乗り換え後の通信料金を比較する
乗り換え前の料金と契約内容はこんな感じです↓
ソフトバンクでの月々の通信料:7,488円(税抜き)
契約プラン:ホワイトプラン+パケットし放題フラット4G LTE
マイネオに乗り換えるとこんなに安くなります↓
マイネオでの月々の通信料:1,600円(税抜き)
契約プラン:docomoプラン(データ通信3GB+音声通話)
mineoではdocomoのSIMと、auのSIMのどちらか選ぶことができます。
2018年9月からはSoftBankのSIMも新しく追加されます。
さらにデータ通信のみ利用する場合と、データ通信と通話両方ともする場合のプランを選ぶことができます。
私はデータ通信も通話も使うので、Dプラン(docomo)のデータ通信3GB+音声通話つきプランで申込みました。
料金にはついてはどこの格安SIM業者もそんなに大差はないので、各社の通信品質やサービス内容を比較して決めるのをオススメします。
2. 格安SIM業者を選定する(私はmineoにしました)
MNP(ナンバーポータビリティ)の申し込みをするとMNP予約番号というのがソフトバンクから発行されます。MNP予約番号は約2週間程の期限があり、それまでに移行先のSIMに乗り換えないといけません。
なのでMNP予約番号を取得した後に格安SIM業者選びをするのは期限のリスクが高いので、MNP予約番号を発行する前にSIM業者を決めておきましょう。
先程も書きましたが私はmineo(マイネオ)という格安SIM業者を選びました。
理由は比較的安定的な通信品質を保っていることです。格安SIMは大手通信キャリア(docomo、au、SoftBank)に比べて通信品質が劣っていますが、かわりに月々の通信料金が安いのが大きな特徴です。
Google検索で「SIM 通信速度 比較」などと検索すると、各SIM業者ごとの通信速度の計測結果等が掲載されているWebサイトがあるので、参考にしてみるといいと思います。ただ通信速度は計測した日や時間帯によって変動します。私は大体いつも上位5位以内くらいにランクインしている業者をいくつかピックアップしていました。
3. SIMフリー端末を購入しておく
ソフトバンクからMNP予約番号が発行されたら、2週間以内に新しいSIMへMNP(移行)しないといけません。なので格安SIMの新規契約手続きのほかに、SIMフリー端末も事前に用意しておいたほうが焦るこなくスムーズに移行できます。
私はスマートフォンはこれまでiPhoneを使っていたので、Apple StoreからiPhoneSEを購入しました。
4. SoftBankにMNP予約番号を発行してもらう
SIM選びとSIMフリー端末を決めたら、いよいよソフトバンクにMNP予約番号を発行してもらいましょう。
ソフトバンクの場合、MNP転出手数料は3,000円(税抜き)課金されます。前述しましたが、2年契約をしている場合、契約更新月以外の月にこのMNP予約番号を発行すると解約となるため、契約解除料9,500円(税抜き)徴収されます。
MNP予約番号を発行するには、電話かソフトバンクショップのみでの手続きになります。電話番号は「*5533」です。
電話を掛けたら音声通話の指示に従い手続きに進みます。ここで専門のオペレーターに繋がるまでかなり待たされます。
私の場合は約15分ほど待たされた記憶があります。粘り強く待ちましょう。
しばらくするとオペレーターに繋がります。オペレーターからはMNP転出手数料、契約解除料、転出先の業者などの話があります。また「お得なキャンペーンが今なら適用できますよ」などと言ったセールストークをされて引き止められますが、構わず解約の意思を伝えましょう。
オペレーターとの通話が終わると、SMSにMNP予約番号が届きます。
5. 格安SIM業者(mineo)へ新規契約手続きをする
MNP予約番号は有効期限内に切り替えないといけません。
予約番号が届いたらすぐに格安SIM業者へ新規契約手続きをしましょう。このページでは具体的な契約手順は省略します。
新規契約手続きが完了したら、SIM業者からSIMカードが届くので、しばらく待ちましょう。
6. SIMが届く。SIMフリー端末にSIMを挿してアクティベートする
格安SIM業者へ新規契約が終わると約1週間〜2週間ほどでSIMが届きます。
届いたSIMをSIMフリー端末に挿してアクティベートすれば使えるようになります。
私はSIMフリーのiPhoneSEにSIMを挿してアクティベートしました。さすがApple製品だけあって難しい操作はなく、スムーズにアクティベートすることができました。
使ってみた感想
格安SIMにすれば、キャリアより不便になるんじゃないかと思われるかもしれませんが、全くそんなことはありません。むしろ、今キャリアに契約している人はいち早く格安SIMに乗り換えるべきだと思います。
通信品質はさすがにキャリアには劣るところがありますが、生活に支障をきたすほどではありません。
またキャリアでは留守番電話サービスがついていたと思いますが、格安SIMの場合基本的に留守番電話サービスはついていません。そのところも不便に感じると思われますが、そもそも留守番電話サービスを使う頻度って月に1回あるかないかくらいではないでしょうか。
少し痒いところに手が届かない格安SIMですが、月々の通信料はキャリアの頃に比べると格段に安くなります。
まだまだキャリア信仰が根強い日本ですが、あと数年すればキャリアより格安SIMの契約割合のほうが多くなると予想されます。