靴は履けば履くほど靴底やかかと、つま先部分がすり減ってきます。今回はダイソー(100円均)の靴底修理キットを使って、靴底とかかとを補修してみました。
駅ナカなどにあるミスターミニットやリアットなどの靴修理屋さんに出すのは、仕上がりは期待できるけど、意外とお金がかかるし、自分でなんとかできないかなと思っていたところ、ふらっと立ち寄ったダイソー(100円均)で、靴底修理用品を見つけました。
補修する箇所はアッパーソール(靴底の上の部分)とかかとの部分を補修しました。
ダイソー(100円均)で買った靴底&かかと修理キットの紹介
靴底(アッパーソール)用補修パッド
かかと用補修パッド
今回ダイソーで購入した靴底修理用品は靴底用パッド、かかと用パッド、パッドを靴底に貼り付けるための接着剤の3つです。合計で税込324円と、とてもリーズナブルな価格で補修できちゃいます。
それでは具体的な補修手順を説明していきます。とっても簡単です。
補修手順1. 靴底をヤスリで削って汚れを拭き取る
まずはじめに補修パッドをしっかり接着させるために、補修パッドを接着する底面を付属の紙ヤスリで削ります。 接着面に凹凸があると接着しにくくなるので、ムラが出ないように丁寧に削ります。
ある程度削り終えたら、濡れ雑巾などを使って削りカスや汚れを綺麗に拭き取ります。
補修手順2. 靴底(アッパーソール)用補修パッドに接着剤をつけて貼り付ける
靴底を綺麗に拭き取ることができたら、補修パッドに接着剤をつけます。
補修パッドが剥がれ落ちないように満遍なく、接着剤をつけることが大切ですが、つけ過ぎても接着剤が補修パッドからはみ出てしまい、仕上がりが汚くなってしまいます。
難しいところですが、つけ過ぎずつけなさ過ぎず、バランスよく接着剤をつけていきます。
接着剤をつけ終わったら靴底に補修パッドをつけます。この時に靴底と補修パッドの間に、空気の隙間が入らないように指で押し込みながら貼るのがコツです。
はみ出してしまった接着剤はそのままにすると、乾燥して汚くなってしまうので、綺麗に拭き取ってしまいましょう。
補修手順3. かかと用補修パッドを接着剤&釘で打ち込む
アッパーソール用の補修パッドを接着できたら、次はかかと用の補修パッドをかかとに接着していきます。
ここで重要なのが接着剤をつける前に、かかと全体と、擦り減ったかかと部分を補修した高さが平行になるように、かかと用補修パッドを仮当てて高さを確認します。
これをやっておいた方が、かかと用補修パッドを接着した時のかかとの高さにズレが出るのを予防することができます。
接着する位置を確認できたらかかと用補修パッドに接着剤をつけます。要領は先程説明したアッパーソール用の補修パッドと同じ要領です。
接着剤をつけ終えたら付属の釘を使って、かかと用補修パッドをさらに固定させます。靴底の素材にもよりますが、ゴム製の靴底であれば少し強く押し込む程度で釘が入ります。靴底が木製の場合は金槌などを使って叩いて釘を打ち込みましょう。
以上で一連の補修は完了です。
完成!ダイソー(100円均一)でも全然補修できちゃいます
私の場合は接着剤を少しつけ過ぎてしまったので、補修パッドから接着剤がはみ出して固まってしまい、少し汚れた仕上がりになってしまいました。接着剤をつけ過ぎず、つけなさ過ぎずのきわどい分量が綺麗に仕上がるコツですね。
その後、補修パッドをつけた状態で1週間程、この靴で過ごしましたが、補修パッドが取れることもなく、特に歩きづらいこともなく、至って不便さのない、普段通りの履き心地です。
100円から靴の補修ができてしまうので、駅ナカによくある靴修理屋さんに頼む程でもなければ、是非やってみてください。
革靴をはじめて購入した人は長く履き続けるために定期的なお手入れが必須です。
お手入れ用品はエム・モゥブレィ、コロンブス、サフィールノワールなど様々なメーカーからクリームやブラシなどが出ていますが、どれを選べばいいか迷っている人はとりあえずエム・モゥブレィのケアセットを購入してみてはいかがでしょうか。栄養クリーム、ブラシ、ワックスなど一式一通り揃っているのでこれを購入すれば革靴のお手入れが可能です。