Webデザインの勉強に挫折する理由と勉強を継続する方法

Webデザインの勉強に挫折する理由と勉強を継続する方法

WebデザイナーになるためにWebデザインとコーディングの勉強を始めたけど、なかなか思ったように勉強が進まなくて、挫折しそうになった経験はありませんか?

今回は現役WebデザイナーがWebデザインの勉強に挫折する理由と挫折しないで継続できる方法について、挫折しないコツを紹介します。

目次

Webデザインとコーディングの勉強で挫折する理由

まず、Webデザインとコーディングの勉強で挫折する理由についていくつか説明します。

挫折しない原因を知ることにより、挫折せずに継続できる方法を知ることができます。

そもそもWebデザイナーになりたい理由が曖昧だから

1番重要なことから説明すると、そもそも「Webデザイナーになりたい理由が曖昧だから」です。

例えば

  • Webデザイナーってなんだかおしゃれそう仕事だから ※現場は地道な作業が多いです
  • 稼げるってツイッターで話題だったから ※稼げません
  • リモートワークできるから ※別にWebデザイナーじゃなくてもいいよね?

という理由でWebデザインの勉強をはじめていませんか?

最初は上記の目的でも全く問題ないですが、勉強を始めて数週間〜数ヶ月経つと、上記の目的現実(勉強の進み具合やできなさ具合)とのギャップを知って挫折することが多いです。

その理由は、上記の目的は別にWebデザイナーじゃなくても達成できるからです。

おしゃれな仕事は他にもあるし、Webデザイナーは一般的に高収入な職業ではありません、そしてリモートワークは工夫次第で他の職種でもやろうと思えば実現可能です。

さて本当にWebデザイナーになりたいですか?

何から始めて良いのか分からない

Webデザイナーを目指して勉強を試みるが、何から始めてみれば良いかが分からない。

なんとなくデザインとコーディングができるようになれば良いとわかっているけど、具体的に何から始めてみれば良いかわからず、気がついたら何もできていない状況がずっと続いているという状況はありませんか?

  • とりあえず書店に行って本を買えばよいか?オンライン動画で十分か?
  • 基礎はどこまでできれば良いか?
  • そもそもデザインってなんだ?

など、初心者のうちは何が正しくて、何が間違っているのかの判断ができません。

その結果、自分には無理だと思って挫折してしまう人が大勢います。

勉強することが多いから

Webデザイナーに必要なスキルや学習すべき内容は理解できた、しかし勉強しないといけないことが多すぎて挫折してしまう人もいます。

たしかにWebデザイナーはWebデザインを作ることが仕事ですが、そこには様々な知識やスキルが必要な職業です。

デザインの基礎知識、ソフトの使い方、コーディングの知識や実装スキル、サーバーとドメイン、Webマーケティングの知識、ユーザー心理、UI・UXなどなど、数を上げたらキリがありません。

人間は基本的に面倒くさがりな生き物なので、覚えることが多いと途中でやめたくなります。

むしろやめたくなるのが当たり前です。

そこをどうすれば継続できるかが鍵となります。

どれくらい成長しているか分からないから

Webデザインの勉強をはじめてから数日〜数ヶ月経って、基礎学習は終わったしソフトの使い方も覚えた。

しかし今の自分はどれくらい成長できているか分からないと感じる時はありませんか?

資格の勉強であれば、問題を解いて点数が分かれば、自分がどれくらいできているのか判断できますが、Webデザインには点数がなく、自分がどれくらい成長できているのかが判断しにくいです。

成長の1つの目安として、自分1人でゼロからワイヤーフレームを作って、Webデザインを作って、コーディングができて、ブラウザで問題なく表示されるようになれば、初心者レベルは到達できているのではないかと思います。

できる人と比較してしまうから

TwitterなどのSNSを見て自分と同じ頃合いに勉強をスタートした人が、自分より成長しているような情報を見て、思わず自分のできなさ具合に落胆してしまうこともあります。

これも挫折する要因になりやすいです。

しかし、この現象は初心者に限らず、中級者やベテランのWebデザイナーでも他人と比較して自分のレベルに絶望することなんて日常茶飯事です。

自分より若くて自分より経験が浅い人が、自分より優れたWebサイトのデザインを作っていたり、素晴らしいコーディングスキルを持っていると、ついつい他人と自分を比べてしまうものです。

分からない時に相談できる人がいないから

分からない時や、つまずいた時に相談できる人がいないと、なかなか前に進むことが難しいです。

特に初心者のうちはコーディングで思ったようにレイアウトが組めなかったりすることはよくあることなので、そういう場面で周りに相談できる人がいないと、何時間も不具合に時間をかけて、気がついたら挫折してた。ということもあると思います。

しかし、大体の人は周りに相談できる人がいないので安心してください。

相談できる人がいなければ、SNSや掲示板などで相談できるサイトもあるので活用してみてください。

挫折しないで継続できるようになる方法

では、挫折しないで継続できるようになる方法について説明します。

Webデザイナーになりたい理由を見つめ直す

前述でも説明しましたが、Webデザイナーになりたい理由が曖昧だと挫折しやすいです。そのため、Webデザイナーになりたい理由を見つめ直すことは挫折を防ぐ大きな要素の1つです。

目的が定まっていない状態で、どこに向かって進んでいるか迷走している状態だと、時間と労力を消費するだけで終わってしまいます。

はじめは理由なんて何でもいいと思います。フリーランスになりたいとか、個人でお金を稼ぎたいとか、おしゃれな仕事をしてみたい、といった感じでも全く問題ないです。

しかし、デザインを作ったり、コーディングしていくうちに、作るのが楽しく感じたり、この仕事が好きになっていくフェーズに気持ちが移行しないと、厳しいのではないかと思います。

なぜならWebの世界は日進月歩なので、常に新しい技術や情報をキャッチアップしていかないと、淘汰されるからです。

挫折しそうになったら、なぜWebデザイナーになりたいのかを立ち止まって考えてみることを強くおすすめします。

考え直した結果、やっぱりやめようと思ったらやめてもいいと思います。それは逃げではなく、単純に自分にはハマらなかっただけのことなので、それで自分を責める必要はありません。

期限を決める

さて、Webデザイナーになる目的や覚悟が決まったら、いつまでにどこまでできるようになるか、期限を決めることが重要です。

期限を決めないといつまで経っても目標を達成することが難しいからです。

自分に制限(期限)を掛けることによって学習速度も学習の質も向上します。

期限を決めるコツは勉強しなくてはいかない内容を箇条書きでまとめます。箇条書きにまとめたら項目ごとに期限を設定するだけです。

期限を決めたら紙に書いたり、スマホのメモ帳などに保存しておき、いつでも見返すことができるようにすれば、よりスケジュール管理が強固になります。

正しい勉強方法を見つける

期限を決めたらあとは勉強を進めるだけです。

しかし、Webデザインやコーディングの勉強には間違った情報がたくさんあるので、いかに正しい情報を選択して、正しい勉強方法に沿って進めていくことが重要です。

注意してほしいのが、TwitterなどのSNSのインフルエンサーの情報を鵜呑みにしないことです。

フォロワーやいいねの数、いくら稼いだとかの情報に惑わされず、情報の質やその情報を発信する理由に、目を向けてみてください。

正しい勉強方法を見つける方法は、現役のWebデザイナーやエンジニアの人の勉強方法やノウハウを得るのが1番です。彼らも昔は苦い初心者時代を体験してきた方たちなので、彼らの勉強方法を真似するのが1番効率の良いやり方の1つだと思います。

勉強しないといけない環境に身を置く、勉強する習慣を身につける

正しい勉強方法を見つけることができたら、あとは怠けずに勉強を継続できるかが重要です。

怠けずに勉強を続ける方法は勉強しないといけない環境に身を置くことと、勉強する習慣を身につけることです。

勉強しないといけない環境に身を置く方法は、例えば、人にいつまでにここまでやると宣言したり、身銭を切ってスクール(しっかりしたスクール)に通ったり、勉強しないと遊んではいけないなどとルールを決めるのが良いと思います。

おすすめはスクールに通うのがおすすめです。理由は身銭を切ることによって人は投資した金額分を損したくないという思考(プロスペクト理論)が働きやすくなるからです。

またスクールに通えば、自ずと期限も切れるし、講師や他の人もいるので、いつまでにどこまでやるか宣言しないといけないので効率的です。

勉強する習慣を身につける方法は、毎日決まった時間に決まった時間だけ勉強したり、〇〇をやったら勉強するなど、自分なりのルールを作って毎日少しづつでもやると習慣化されやすくなります。

これらの心理的テクニックを利用して、勉強しないといけない環境と勉強する習慣を身につけてみてください。

まとめ

以上Webデザインの勉強に挫折する理由と挫折しないで継続する方法について説明しました。

新しいことに挑戦したり、目標を作って行動すると、挫折は隣り合わせです。

挫折する原因と挫折しない方法を模索して継続することが、目標を達成するために重要なのでぜひ参考にしてみてください。

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