海外旅行に行くためにはパスポートを作る必要があります。パスポートを作るためには戸籍謄本・抄本が必要です。
戸籍謄本・抄本は自分の本籍が登録してある役所から取り寄せる必要がありますが、本籍が登録してある役所が遠い場合は郵送で取り寄せることができます。
今回は戸籍謄本・抄本を郵送で役所から手に入れる方法を紹介します。
戸籍謄本(こせきとうほん)とは
そもそも戸籍謄本とは何か?から説明すると、戸籍謄本とは個人の身分、家族関係の全ての情報を記載した公文書です。
分かりやすく言うと自分の家族の名前や生年月日などが全員分まとめて載っている戸籍書類を戸籍謄本と言います。
戸籍謄本には主に氏名、生年月日、両親の氏名、配偶者の氏名、子供の氏名、婚姻関係、離婚の有無、死亡の有無などの情報が記載されています。
戸籍抄本(こせきしょうほん)とは
戸籍謄本は自分の家族全員の情報を記載している文書に対して、戸籍抄本は自分の情報のみが記載してある公文書です。
つまり戸籍謄本は家族全員分の情報が載っていて、戸籍抄本は自分のみの情報が載っている文書のことを言います。
パスポートに関しては戸籍謄本でも戸籍抄本でもどちらを用意しても作ることができます。
戸籍謄本・抄本を郵送で取得するのに必要なもの
戸籍謄本・抄本を郵送で取得するためには下記の書類や物が必要です。
①戸籍謄本・抄本請求書用紙
本籍を登録してある役者のHPからPDF等がダウンロードできるので、印刷して必要事項を記入します。
②手数料合計分の定額小為替
戸籍謄本・抄本を請求するために手数料を支払う必要があります。支払いは郵便局で受け付けているので、郵便局の窓口に「戸籍謄本、抄本を役所から郵送で取り寄せたいので定額小為替が欲しいです。」と伝えれば窓口の人が誘導してくれます。
金額は戸籍の請求なら450円です。
③返信用の封筒(切手貼り付け・住所記載)
戸籍謄本・抄本を自分の家に返送してもらうための封筒を用意します。封筒には切手(82円)を貼り付けて、自分の家の住所と名前を記載しておく必要があります。
封筒のサイズは長形4号(横90mm×縦205mm)サイズが定形内のサイズなので、このサイズを選ぶのがベストです。
④本人確認書類のコピー
本人を確認するための書類(運転免許証や保険証など)のコピー。
⑤ ①〜④を入れるための封筒
①〜④の書類を入れて役所に送るための封筒。
役所の住所と担当宛と、自分の住所と名前を記載し、切手を貼り付けて送ります。
封筒のサイズは書類と返信用の封筒が収まるサイズで、かつ定形内の封筒の方が送料を抑えられるので長形3号(横120mm×縦235mm)がベストです。
長形3号なら定形内のサイズなので82円切手1枚で送ることができます。
戸籍謄本・抄本が届くまでの期間
戸籍謄本・抄本を請求するための必要書類を送ってから自宅に届くまでは、自分の住所から役所までの距離によりますが、約1週間は見ておいたほうがいいでしょう。自分の場合は、隣の県が本籍地だったので必要書類を送ってから2日程で自宅に到着しました。
届きが遅いor届かなかったら
必要書類を役所に送っても届かなかったら、書類に不備があったりするので、役所に電話して聞いてみましょう。
実はコンビニからでも発行できる
長々と郵送による方法を紹介してきましたが、実はマイナンバーカードがあればコンビニに設置してある端末から戸籍謄本・抄本や住民票などの各種証明書を発行することができます。
郵送よりはるかに便利で手間がかからないので、こちらの方がおすすめですが、マイナンバーカードを用意する必要があります。ちなみにマイナンバーカードはマイナンバー通知書とは違うので、役所に改めて発行してもらう必要があります。ここではマイナンバーカードの発行方法は省略します。
まとめ
パスポートは申し込みから受け取りまで約1週間ほどかかります。そしてパスポートを発行するための戸籍謄本・抄本も準備できるまで遅くても1週間ほどかかるので、余裕をもって必要書類を準備しましょう。