窓やドアの隙間に隙間テープを貼ると防音対策や防寒対策をすることができます。
今回は隙間テープの貼り方について紹介します。
隙間テープを貼ると防音効果や防寒効果を発揮することができるので、新居に引越しした時にやっておくと良いことだらけです。
隙間テープとは
隙間テープとは、窓のサッシ部分やドアの開閉部分、ふすまの開閉部分にできる隙間を埋めるためのテープのことです。
素材はゴムや毛やウレタン性素材でできているものが多く、テープ自体に柔軟性があります。
サイズは長さ1m・2m・5m・10m、幅1cm・1.5cm、厚さ0.3cm・0.5cm・0.8cmなど各社から様々な用途に対応できるようにサイズの種類も豊富です。
隙間テープと名称がついているので取り付けには、テープを剥がして気になる部分に貼り付けて使います。
またテープを剥がさないでサッシに埋め込んで使うこともできます。
防音対策ができる
隙間テープを窓やドアの隙間に貼ると防音対策ができます。
窓とサッシ部分にはわずかな隙間があり、外から聞こえてくる車やバイクなどの騒音等は空気音として、わずかに空いた隙間から室内に入ってきます。
このわずかな隙間を隙間テープを使って埋めることによって防音対策をすることができます。逆に室内から発する音も外に聞こえづらくなります。
窓にはスポンジやウレタン性の隙間テープを使用すると、吸音材となって防音効果を高めることができます。
また窓やドアの開閉部分に貼り付けると、ドアを閉めるときに発する「バタンッ」という音を和らげることができます。
防寒対策ができる
隙間テープを貼ると隙間から出入りする隙間風を防ぐことができるので、冬の寒い時期には室内を温かい状態に保てます。
隙間風を防ぐにはゴム製の隙間テープを使用すると隙間風を効果的にシャットアウトしてくれます。
隙間テープを貼る箇所
隙間テープは主に窓やドアや扉に貼り付けることが多いです。
窓のサッシ・開閉部分
窓のサッシや開閉部分に貼り付けます。
隙間風や外から発する音は窓とサッシの間にできるわずかな隙間から室内に侵入してくるので、この隙間に隙間テープを使うことによって、音の侵入を防ぐことができます。
また、窓を閉めるときの騒音も、隙間テープを貼ることによって防音することができます。
ドアの開閉部分と下の隙間
ドアの開閉部分に貼り付けます。ドアを閉めるときに発する騒音を防音することができます。
またドアの下にできている隙間を隙間テープで塞ぐと隙間風を防ぐことができます。
ただしドアの下にある隙間は部屋の通気性を考慮してあえて設けている隙間なので、ここの部分はよほど気にならなければ塞がないほうが良いです。
ふすま・引き戸タイプの扉の開閉部分
ふすまや引き戸タイプの扉の開閉部分に貼り付けます。
ここに貼るとふすまやドアを閉めるときに発する騒音を防音できます。また隙間風も防ぐことができます。
引き戸タイプの扉はどうしてもパチンッと音が出てしますので、和室のある部屋に使うと効果的です。
必要な道具
隙間テープを貼り付ける時に特別な道具は必要ありません。
好みのサイズに切り分けるハサミと、貼り付ける場所のサイズを測るスケールがあれば誰でも簡単に貼り付けることができます。
を貼り付ける時の注意点
隙間テープを貼り付ける時の注意点は、貼り付ける箇所にある水分や汚れやホコリを綺麗に拭き取ってから貼り付けてください。
水分や汚れやホコリがある状態で貼り付けると、粘着テープがうまく張り付かないことがあります。
またザラザラしたり凹凸のある箇所に貼り付けると粘着力が発揮できないので、貼り付ける時はなるべく凹凸のない水平の面に貼り付けることをおすすめします。
引越し等で現状復帰が必要なマンションやアパートに貼り付ける時は、退去時には剥がすことになると思うので、剥がすと設備に傷をつけたり痛める可能性がある箇所には、なるべく貼り付けないようにしたほうが良いです。
隙間テープの貼りすぎは良くない
防音効果もあり防寒効果もある隙間テープですが、貼りすぎは良くありません。
窓のサッシ部分に貼りすぎると窓とサッシが圧迫され、窓の開閉が困難になること場合があります。
防音対策をしたい願望が高いあまり、サッシ部分に隙間テープを貼りつけすぎて窓が開かない展開になることもあります。
また部屋のカビ発生を防ぐために、室内のドアと床の間にあえて隙間を設けて通気性を確保している場合があります。
なので、むやみにドアと床にある隙間を塞いでしまうと、通気性が悪くなり、返ってカビが発生してしまう場合もあるのでやりすぎは良くありません。
どこで売っているか
隙間テープはダイソーなどの100円ショップやホームセンター、Amazonや楽天などのネットからから購入することができます。
近くに100円ショップやホームセンターがない場合はAmazonなどで購入すると良いでしょう。価格も非常に安価で入手しやすいです。
隙間テープは経年劣化でゴムやウレタンの部分が劣化していくので、貼り付けたら終わりではなく、一定の周期で貼り替えすることをおすすめします。